第3回 関西寒梅会
(08/4/27会場・蕪庵)報告
時は流れて30年 人の和は変わらず最高の盛り上がり

2005年の第8回寒梅会の後、4年に一度の総会以外にも地方・学年などさまざまな形で開催していこうという試みで始まった関西寒梅会も、今回で3回目となりました。今回はちょうど寒梅会結成30周年の年にあたり、その会場は、ゼミ開講10周年と先生のご著書(『中国民族工業の展開』ミネルヴァ書房)出版を記念して開催されたゼミOB会で寒梅会が結成されたゆかりの場、下鴨の広東料理・蕪庵でした。
ここは、西本願寺・大谷光瑞師の居宅であったところで、趣と風格のある純和風の数寄屋造りの建物と、観賞用の烏骨鶏が闊歩する庭園はたいへんすばらしかったです。当日の参加者の中には30年前の第1回寒梅会に出席したメンバーも多く見られました。
島先生を含めて45人の参加者が12時過ぎにはそろい、会は始まりました。関西寒梅会幹事を代表して高井さん(3期生)の挨拶に続いて島先生からのお話がありました。
そのなかで、かつて東京オリンピック開催前にも欧米諸国を中心にアジアでの開催をいぶかる声が強かったなかで、それを見事に成功させることによって自信をつけた日本人がその後の高度経済成長に邁進したことを振り返られ、中国の人々もその熱望である北京オリンピックの成功を通じて様々な発展途上の様々な社会的矛盾を克服していけるよう願っているをと話されたことが印象に残りました。
次いで寒梅会事務局長の家長さん(7期生)の音頭で乾杯をし、会食となりました。
あっさりとした風味の広東料理を、給仕の方がつけ分けてくれ、たいへん行き届いたサービスでした。
先生は精力的に各テーブルを回られ、参加者の近況報告や昔話で最高に盛り上がりました。
1期生の池田さん、25期生の西村さん、32期生の岩崎さん、そして岐阜から駆けつけてくれた櫻井さん(31期生)から挨拶があり、3時頃には参加者一同輪になってカレッジソングなどを歌い、同志社チェアーを唱和した後、関西寒梅会幹事の安田さん(19期生)から、島先生のご著書のあとがきをふまえた閉会の挨拶と、来年は総会があるのでこれに集中し、関西寒梅会は一年お休みにしたいとの提案があり了承されました。そして庭で参加者一同記念写真を撮りお開きとなりました。
 
今回は特別な出し物等はありませんでしたが、そのぶん学生時代のコンパを思わせる雰囲気の中で世代を超えた会話がずいぶん弾んだのではないかと思います。参加者の感想等がホームページ掲示板に投稿されていますからあわせてご覧いただければ幸いです(文責・横井和彦)
当日の写真の閲覧と入手の方法
当日事務局で撮影いたしました写真をhttp://photos.yahoo.co.jp/eq1106kyokoi/にて公開いたしております。
ダウンロードするには、
①欲しい写真のサムネイル(小さい画面)をまずクリックし、さらに、
②画面上方にある「表示:オリジナルサイズ」をクリックして写真をオリジナルサイズで表示させ、
③その写真をマウスで右クリックして出てきた「対象をフォルダに保存」をクリックしてご自分のパソコンに取り込んでください。(全体写真・集合写真など)
さまざまな事情でご出席いただけなかったみなさまもぜひご覧ください。
一次会:蕪庵
二次会:ジャンボカラオケ
当日、先生のデジカメで撮ったスナップ写真(30期生・山口くん撮影)も多数あります。
ご自身の関連写真を入手されたい方は、先生にメール(kanbai@m4.kcn.ne.jp)を送って「入手希望」の旨を書きこめば、先生の方で適当に該当写真を選択して、2週間をめどに写真添付のメールを返信していただける筈です。遠慮なく申し出て下さい(スナップ写真中心)。
ただしいずれの場合も、ご面倒ですが修整やプリントは各自でお願いします。
 
参加者名簿(敬称略)
池田芳男(1)長浜康彦(2)高井博史(3)小川悦夫(3)大谷康二(3)西村博(6)後藤光伸(6)服部博文(6)佐藤実(6)家長隆(7)四方久幸(7)奥田充(9)早瀬孝行(10)新村明男(10)金光郁(10)森山博夫(10)小森繁(11)森田幸平(11)岡田肇(11)永島寿(12)石丸(財田)靖子(15)橋本保(17)新名賢司(19)島田直義(19)山梨泰彦(19)安田幸生(19)佐藤隆士(20)中山慎司(23)西田慎司(23)高畑元喜(23)横井和彦(24)西村佳央(25)小原欣士(27)橋本太志(28)安藤邦(30)小川類(30)山口勝也(30)吉岡(乗松)里衣(31)桜井彰人(31)岩崎里香(32)正井迅一(33)服部一也(34)桝中祥子(34)横手健(34)…44名
学生時代のタテコンの雰囲気が甦った思い ~島 一郎~
お招きを受けて今年も関西寒梅会に参加させていただきました。
今年はちょうど寒梅会結成30周年にあたり、会場も結成ゆかりの会場・蕪庵で開かれたため、私にとってはその頃の思い出が次々思い浮かんでくる楽しみなひとときとなりました。
あの頃ゼミ第1期生として結成の中心となった人たちははや還暦を迎えて第二の青春を過ごし、当時最年少で現役のゲストとして参加した11.12期生たちは今や職場で働き盛りの中堅幹部、そしてゼミの最若手の30期生以後はまだ生まれていないか赤ちゃんのころ、まことに歳月の流れの速さを感じました。
その頃のたたずまいをそのまま残す会場での高・中・若のゼミ仲間が勢揃いした宴会ではたちまちのうちにお互いがうちとけ、絶唱?や手拍子も飛び出したりしてちょうど昔の学生時代のタテコンを拡大し再現するようななごやかで盛り上がった雰囲気となり、おかげで私も歳を忘れて、全員のみなさんと少しずつでも近況や思い出を語り合うことができました。
また会の終了後およそ半数近い人々が参加したカラオケの場で年頃もわきまえずに悪いゼミ生たちに乗せられて、磨きをかけたゼミ最悪の蛮声を久々に披露することもできました。
ちょうど今年は北京オリンピックが開かれる年。時あたかも最近、ギョーザ事件やチベット騒乱などゆゆしい問題も続発しています。
でも長年中国を観察してきた私から見れば、東京オリンピックの際にはまだ日中の国交さえなく、「文化大革命」の前夜でとてもオリンピックに参加する状況になかった中国がよくもまあここまでこぎ着けたものだとの思いがあります。
かつて東京オリンピックの成功が日本人に自信と希望を与えたように、中国の人々が念願の北京オリンピックを立派に成功させることによってそれをバネに様々な難題をしっかり解決してくれるよう暖かに見守りたい気持ちです。と同時にこの間HP「掲示板」を通じて大いに盛り上がったギョーザ事件などの討論はよく勉強していて教えられるところも多々ありました。
私の希望としては適当な機会に有志で「○○問題討論のための寒梅会」でも開き、できれば現役の諸君にも協力を得てさらに実のあるものにしてほしいものです。
みなさん、ありがとうございまし来年は総会の年。また元気に再会できるようがんばります。 |